診療科

呼吸器外科

ご挨拶

  地域医療を担うべく2005年に"呼吸器センター"を立ち上げてから、早10年が経過しました。当院ではさらなる高度な医療を 提供するため、2011年秋、新たな診療科として"呼吸器外科"が外科から独立し、2015年春からは大阪府より地域がん医療の向上を目指し"大阪府がん診療拠点病院"に指定されました。
 これからも呼吸器外科・呼吸器内科が独自色を出しつつ緊密な関係を持つことで、さらに機能的で充実したがん医療を行える呼吸器センターを目指します。
 どうぞ宜しくお願い申し上げます。

呼吸器外科開設の背景

 皆さまもご承知のとおり、近年肺がんに罹患する人が急増しております。この肺がん治療の強力な部隊が"呼吸器外科" です。しかし肺がん治療は呼吸器外科のみで完了するものではありません。呼吸器内科、放射線科・放射線治療科との緊密な協力関係が必要不可欠です。ところが残念 なことに、このような分野を専門とする常勤医を有する病院は、当院のある東大阪市はもちろん、北は寝屋川市・交野市から南は藤井寺市・柏原市まで地域を拡 げてみても存在しませんでした。
 もし該当地域で肺がんを含めた呼吸器疾患に罹患しても、遠く不慣れな土地まで通って治療を受けざるを得ないというのが実情でした。こうした状況の中、地域医療の拠点病院としての責任を全うし、地域の医療需要に十分お応えするため、まず2005年秋に呼吸器センターが、そしてますます増加する胸部悪性腫瘍に対して高度 な外科治療を提供すべく2011年秋に呼吸器外科が外科から独立しました。

まずはご相談を

 肺の手術というと「胸を大きく切られ、肋骨も取られてしまうのでは?」「退院しても酸素が必要になるので は?」と心配される方が多いようです。でもご安心下さい。肺の外科治療は、ここ数年のうちに驚くほど変わり、今では術後の回復も早く、大多数の方は (中には90歳を超える方もおられます)肺がん手術のあと1週間程度で退院されます。特に当科が得意としている 完全胸腔鏡下手術(TS:Thoracoscopic Surgery)は、手術直後の回復が早く、実際に手術を受けられた方やその経過をご覧になられたご家族の多くがその成果に驚かれます。
 私どもは、2006年秋からこの完全胸腔鏡下手術を 開始し、今までにさまざまな手術を成功させてきました。もちろん、手術は気軽に受けるというわけにもいきませんし、手術を受けるなら相応の覚悟と自制が必要と なることは言うまでもありません。しかし、もし高齢だからとか、持病があるからなどの理由だけで手術を避けようとしておられるなら、一度当科外来にお越し 下さい。そしてわからない事があれば納得がいくまでご相談頂き、治療方針を改めてご検討下さい。われわれは皆さまと共に最善の治療を目指します。


※当科では、『一般社団法人 National Clinical Database』による"日本全国の外科系施設における外科症例の全数把握を目的としたデータベース作成を行う"という趣旨に賛同し、患者さま個人を特定できない形式でデータ登録を行っています。

特長

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当科の特長と胸腔鏡下手術について

 当科は呼吸器外科専門医合同委員会により正式に認可を受けた基幹施設であり、呼吸器外科領域の手術は小さなものから大きなものまで、より低侵襲な治療を求め、年齢に関係なく基本的にはすべての症例を完全胸腔鏡下手術(TS:Thoracoscopic Surgery)で行います。また高齢化に伴い、さまざまな併存疾患を持った患者さんが増えている中、手術前後をうまく乗り切るために、麻酔科はもちろん循環器内科、消化器内科、神経内科や脳神経外科などの一見呼吸器領域とは直接関係がないと思われる診療科(すべて経験豊富な専門医が常勤いています)と密に連絡をとって手術に臨みます。この点ががんのみに特化した専門病院に比べ当院の大きな強みであり、いわゆる総合病院として十分な体制のもと、皆さまにより安心して手術を受けていただけるものと考えております。

がん診療に関する当科の特長

 当院呼吸器外科は呼吸器センターとして呼吸器内科や複数領域の専門家と密に連携を取り合って診療を行える環境にあります。特に肺がんを中心とした胸部悪性腫瘍の診療に対しては、放射線科や放射線治療科、病理診断科などの複数領域の専門家による“キャンサーボード”によって十分検討し、正確な診断および外来化学療法を含めた最前の治療を行うよう努めています。


      
  • 相談支援窓口について
        患者さん、およびそのご家族さまのがんの悩みについて、地域医療連携室に相談窓口を設置し、主に看護師
       を中心に相談に応じています。在宅酸素療法に関しても当院、他院施行に関わらず相談に応じています。
        また、栄養サポートチームを中心に、栄養士が栄養相談に応じ、医療に関してはセカンドオピニオン外来を
       開設しており、各科の専門医がその専門の立場から助言を行っています。

  • 緩和ケアの提供体制について
        がん疼痛対策など、かん患者さんの悩みに対してがん性疼痛看護認定看護師を中心に経験豊富な医師、
       看護師、薬剤師、栄養管理士、理学療法士などの多職種からなる緩和ケアチームがその解決にあたっています。
       そしてそれらは各科横断的に行われ、定期的なカンファレンスを通じて主治医に助言を行っています。

施設認定

  • 日本外科学会<関連施設>
  • 呼吸器外科専門医合同委員会<基幹施設>
  • 日本呼吸器学会<認定施設>
  • 日本呼吸器内視鏡学会<認定施設>
  • 日本救急医学会<認定施設>

診療スケジュール

 
朝診 9:00-12:30   竹内 西田 担当医 藤井(祥) 西田 藤井(祥)
昼診 14:00-16:00   - (予約)
西田
- 竹内 (予約)
西田
-
夜診 18:00-20:00   藤井(祥) - 竹内 - - -

※「手掌多汗症外来」 木・金・土 (2017.4.1.現在)

担当医師のご紹介

【部長・呼吸器センター長】
西田 達
にしだ たつや

日本外科学会専門医・指導医
日本胸部外科学会認定医・指導医
日本呼吸器外科学会専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
日本呼吸器学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
肺がんCT検診認定医師

日本呼吸器外科学会評議員
日本内視鏡外科学会評議員
関西胸部外科学会評議員
近畿外科学会評議員
呼吸器胸腔鏡手術手技研究会世話人
近畿胸腔鏡研究会世話人
大阪市立大学臨床教授

【医長】
藤井 祥貴
ふじい よしたか

日本外科学会専門医

竹内 千枝
たけうち ちえ

日本外科学会専門医