■脳腫瘍
脳腫瘍は、脳、脳を包んでいる膜、血管などから発生する脳の中にできるできもので、良性腫瘍と悪性腫瘍とに分かれます。治療方法は手術で取り除いたり、放射線治療を用いたり、抗ガン剤を使用して治療します。
主な症状は頭痛で、特に朝方強い傾向があり、唱気唱吐を伴うことがあります。
その他、脳腫瘍のできる場所により、さまざまな症状が生じます。例えぱ、手足が動かなくなったり、しぴれたり、身体のバランスがとれなくなったりすることもあります。物忘れをしたり、性格が変わったりすることもありますので、ポケや精神病と間違われたりすることありますので、注意が必要です。
一般に、悪性の方が、症状の進行が早く月単位で、良性の場合は、進行が遅く年単位で症状が進んでいきます。
■脳血管障害
脳卒中とも呼ぱれますが、頭の中の血管がつまったり、切れたりして生じる病気です。 一般に、突然、症状が出現するのが特徴です。 血管がつまるとその血管の支配している領域に血液がいかなくなり、その部分の脳細胞が死んでしまいます。これを脳梗塞と言いますが、症状は主に手足の麻痺が多いですが、言葉が出なくなったり、意識が無くなってしまうこともあります。
血管が切れた場合は脳出血になります。頭の血管に瘤(脳動脈瘤)が破れて生じるくも膜下出血は、脳血管障害の中でもっとも重い病気です。これは、突然、後頭部をなぐられたような激痛が生じ、多くは嘔気、嘔吐を伴います。ひどい場合は、意識が無くなり昏睡状態となってしまいます。
これらの疾患は、一刻も早く治療を開始する必要がありますので、すぐに、救急車で専門の病院を受診してください。
■頭部外傷
交通事故や転落などで頭を打った場合に、脳に傷が入ったり、頭の中に出血したりすることがあります。このような場合には、緊急手術の対象になるとことがよくあります。
注意しなければいけないのは、頭を打った直後は、意識がはっきりしていて、全く異常がないように見えても、数時間後に突然、昏睡状態になってしまうこともあることです。頭を強く打った場合は、たとえ、どうもなさそうでも早めに専門医の診察を受けておくことをお勧めします。特に、打撲した際に一時的に意識を失っていたり、吐き気や嘔吐を伴っている場合は要注意です。
また、頭を打ってから、1ケ月ぐらいたってから、ジワジワと頭の中に血がたまってくることがあります(慢性硬膜下血腫)。この場合は、意識障害や手足の麻痺が出ますが、老人の場合は、ポケたのと間違えられ発見が遅れることがありますので、注意が必要です。
■小児脳神経外科
おもに、二分脊推や、先天性水頭症などのような脳脊髄の先天奇形を扱います。手術にてほとんど障害を残さず、成長できる場合もあります。また、小児も脳腫瘍や脳血管障害が発生します。
■機能的脳神経外科
薬では抑えることのできない痛みや不随意運動(自分の意志とは無関係に手足などが勝手に動く状態)などを外科的に治療します。三また神経痛、脳出血後の疼痛、顔面ケイレン、パーキンソン病などが対象になります。
■脊髄、脊椎
脳神経外科では、脊髄や脊椎の病気も扱います。脊髄腫瘍や椎間板へルニアなどの手術も行っています。


