2020.04.15

初期研修を終えて(2020年)

研修を修了された先生方よりコメントを頂きました

中西紘一 先生

「石切生喜病院での初期臨床研修を終えて」

2018年4月から2年間初期研修させて頂きました中西紘一です。当院での研修の良かった点をいくつかお伝えします。
 私たちの代から研修プログラムが大きく変わり、全科ローテ―トから選択制となりました。当初は全科を見てみたい気持ちもありいかがなものかと思うこともありました。しかし各ローテート科の先生方の熱心な指導、多岐にわたる豊富な症例経験は1ヶ月では到底消化しきれるものではなく、また各科の垣根が低くコンサルトしやすい環境であり、何か処置があれば気軽に声をかけて下さるため、非ローテート科に関してもかなり経験させて頂きました。当院の雰囲気や環境の良さと新プログラムが上手く組み合わさってより充実した研修ができたと思います。
 また外科志望として計9ヶ月選択させて頂きました。一戦力としてより多くの手術に携わらせて頂くだけでなく、周術期の管理や各種処置等の臨床面や学会発表や論文といった学術面、さらには「外科医とは」というマインドセットまで、本当に何から何まで教えて頂きました。
 非常に充実した初期研修をさせて頂いた先生方を含めすべての職員の方々、そして患者様方に感謝し、4月以降外科医として更なる自己研鑽に励んでいく所存です。本当にありがとうございました。
中西紘一 先生

南郷谷亮 先生

「石切生喜病院での1年を終えて」

2年間の初期研修を終えました、南郷谷と申します。
 初期研修の間、回った科の先生だけでなく色々な先生方に多くのことを教えていただきました。そしてCV、縫合、Aラインなどの手技も多く経験させていただきました。石切生喜病院の良い点は症例数が多く、特に外科の症例数が多いことです。また緊急手術の数も多く、その中でもたくさんのことを経験し学ぶことができました。
 2年間で学んだことを活かして3年目以降の研修に励みたいと思います。ありがとうございました。

福井純毅 先生

「初期臨床研修を終えて」

 研修医になって働き始めてあっという間に2年が経ちました。同期が有名研修病院に進んでいく中、2年目研修医の先輩が一人しかいないというものすごく不安な状態で研修生活がスタートしたのを今でも覚えています。
 しかし、実際に働いてみると上級医の先生方は非常に優しく、指導に熱心で充実した研修生活を送ることができました。中でもCV挿入やPICC、腰椎穿刺など手技は非常に数多く経験することができました。もちろん各科でカンファレンス等は行なっており、学術的な指導もきっちりしてもらえますが、体を動かして診療していきたい自分にとっては非常に有意義なものでした。
 また「石切で研修したらどこの病院でもやっていけるよ」と言われることが多々ありました。この言葉の真価が問われるのはこれからですが、石切生喜病院で得られた経験を糧にこれからも頑張っていきたいと思います。
 最後になりますが、この2年間支えて下さったたくさんの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。2年間本当にありがとうございました。
福井純毅 先生

山本亜弥佳 先生

「初期臨床研修を終えて」

 2年間、藤井会石切生喜病院にて初期研修をさせていただきました山本亜弥佳と申します。来年度も当院麻酔科にて継続勤務させていただくこととなり、より一層身が引き締まる思いの中、この2年間を振り返っています。
 2年間の初期研修で一番思い出深いのは、計8ヶ月間回らせていただいた麻酔科でのことです。1年目の時は先生方の言われるがまま、とにかく目の前の手技をこなすことに精一杯でしたが、2年目になると段々と自分自身でも考えながら動けるようになってきたように思います。中心静脈カテーテル留置や神経ブロック、硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔、分離肺換気など麻酔科ならではの手技を含め、様々な手技も経験しました。また、手技だけでなく、めずらしい症例を当てていただくなど症例経験も沢山積むことが出来ました。困ったときや上手くいかなかった時にはすぐにアドバイスしていただき、何度も繰り返す中で少しずつ理解し、自分の癖に自分で気付けるほどまでに機会を下さり、御指導していただいた麻酔科ならびにオペレーターの先生方には一重に感謝の思いでいっぱいです。
 沢山の先生方や看護師さん、技師さん、コメディカルの方々に支えられ、良い初期研修をさせていただけたように思います。日々成長できる環境の中で初期研修を終えられたことを大変幸せに思います。ありがとうございました
山本亜弥佳 先生

吉川貴之祐 先生

「初期臨床研修を終えて」

2年間の初期臨床研修を振り返りますと、石切生喜病院で初期研修が出来て大変良かったと思います。
 石切生喜病院では多くの診療科が揃っており、加えて診療科間の垣根が低いです。 そのため、当直業務のときや研修診療科から他科受診をかけるときなど、研修している科に関係なく様々な先生方から指導して頂ける機会に恵まれていました。幅広く教えて頂ける機会があるため、初期研修がより有意義になったと思います。 また、上級医の先生方だけでなく、様々な部門のスタッフの方々も未熟である私達に色々と教えて下さりました。
 このような現場で過ごせたことに大変感謝しております。 また、多くの診療科が揃っている石切生喜病院では、初期臨床研修での選択科目期間の間に、様々な診療科での研修が可能です。もちろん1つの診療科でじっくり研修を行うことも出来ます。研修医各々が主体的かつフレキシブルに研修出来ることで、初期研修が数段有意義になりました。 来年度より他病院での勤務となりますが、石切生喜病院での初期研修で得られたことを活かし、奮闘していこうと思っております。
 石切生喜病院にて日々支えて下さった先生方はじめ職員の方々、2年間、大変お世話になりました。誠にありがとうございました。

伊藤奨悟 先生

「初期研修を終えて」

石切生喜病院での研修を初めて早くも1年が過ぎてしまいました。とても密度の濃い毎日を過ごすことができたので、本当にあっという間でした。昨年の4月に研修をスタートした時には右も左もわからない状態ですべて手探りでした。
 しかし、オーベンの先生に指導していただいたり、自分で調べてもわからないことは質問したりすることで疾患の治療法や指示の出し方など多くを学ぶことができました。
 石切生喜病院の1番の特徴は研修医が行える手技が多いことです。
 勿論、手技の手順や注意点を事前に理解していることが前提ですが、石切生喜病院では研修医に積極的に手技をさせてもらえます。 特に中心静脈カテーテルやブラッドアクセスカテーテルは、様々な科で行うことかできます。その他にも冠動脈造影や気管切開等も科によっては研修医が行えます。 僕もこの1年間で多くの手技をさせて頂きました。
 今後手技を沢山経験したいと考えている学生さんには石切生喜病院はとても良い研修先だと思います。