2020.04.10

後期研修を終えて(2020年)

研修を修了された先生方よりコメントを頂きました

中亮子 先生

「石切生喜病院での外科研修を終えて」

1年前、「石切生喜病院」での外科修練が決定しました。それまでの私にとって「石切生喜病院」は「忙しい」「こわい」病院であり、正直、なぜ女子の私がそんな病院に行かなければいけないのか、と不安に思っていました。
 しかし、そんな不安はすぐに消えました。先生方を始め、病院に関わる全ての職種の方々がとてもフレンドリーで、すぐに溶け込むことができました。看護師さんは想像以上に優しく、臨床検査技師や放射線技師をはじめとした経験豊富なコメディカルの方々からは、たくさんのアドバイスを頂くことができます。また、どの科の先生方にもとても相談しやすい環境であり、「こわい」思いはまったくしませんでした。
 確かに、救急の症例は多く、自分の専門範囲外の疾患を診察することもありますし、緊急手術も少なくはなく、オンコールで呼ばれることだって、もちろんあります。「忙しい」ことは間違いありませんが、自分で手術適応の判断をすることが大変ではあるものの、非常に勉強になることばかりでした。
 大変な1年間ではありましたが、先生方のフォローもあり、外科医としてはいろいろな経験をした、本当に充実した1年でした。女医の方々は敬遠しているかもしれませんが、本当に全く問題なく、むしろ楽しく仕事できます!
 外科の先生方はもちろん、石切生喜病院に勤められているすべての職員の方々、この1年間、本当にありがとうございました。
中亮子 先生

西山太郎 先生

「研修を終えて」

私は大阪市立大学医学部附属病院卒後臨床研修プログラムにて、当院で1年間研修させていただきました。
 病棟管理を中心として、外来診療、救急外来、当直など様々な研修を経験することが出来ました。研修医ながら、診断治療を主体的に考える機会を多く頂き、プレッシャーや責任の重さを痛感しましたが、熱心に指導してくださる指導医の先生方、スタッフの方々のお陰で日々成長することができたと感じています。
 志望科においても、親切丁寧に指導をしてくださる先生、それでいて手術は超一流、自分がここに居ていいのか、と思うほど貴重な体験をしました。研修医としてではなくレジテントとして見ていると、そのつもりで頑張るようにとの言葉に身の引き締まる思いでした。多忙を極める中でも時間をいとわず可能な限り実践の機会を頂き、恵まれた研修環境を享受できたと感じています。圧倒的な熱量で患者さんに向き合う先生方の背中に、今後の目標を見出しました。
 今後の進路に必要な心技体、それを鍛え抜くこの2年。そのスタート1年目として非常に有意義で熱い研修をさせて頂きました。関係者の皆様に感謝申し上げます。