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いしきりスペシャル

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●完全胸腔鏡手術

■完全胸腔鏡下手術について

胸部には、心臓、肺、大動脈、気管、食道、その他の重要な臓器があり、これをガードするように、左右に肋骨、前に胸骨、後に胸椎(背骨)があります。そのため、胸部の内臓の手術を行うためには大きな皮膚切開をおき、肋骨を強く押し広げたり、胸骨をのこぎりで切り開いたりすることが不可欠でした。
このため傷が大きく、術後の痛みも強いなど患者さまの負担は非常に大きいものでした。
完全胸腔鏡手術は肋骨の狭い隙間をうまく利用する手術といえるでしょう。
麻酔は全身麻酔で、通常分離換気(左右の肺を別々に換気)にて行います。手術側の肺を虚脱させます。
病気の種類、手術内容により異なりますが、2mm~30mm程度の皮膚切開を2-4箇所おき、ポートを肋骨のすきまに入れ胸腔鏡(スコープ)や特殊な手術器具の挿入孔とします。
術者はビデオモニターに映し出された胸腔内の映像を見て手術をします。
このように完全胸腔鏡下手術は、手術創が従来の方法と比べると小さく、かつ手術後の痛みが少ないため、早期に退院が可能になるといった利点を有します。

適応疾患

肺がん  気胸  縦隔腫瘍  交感神経遮断術(多汗症など)  その他
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