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突発性難聴及び末梢循環障害

突発性難聴

突発性難聴は原因が明確になっていないため、様々な薬物療法(血管拡張薬、アデノシン三リン酸、ステロイド、アミドトリゾアートなど)が用いられることが一般的です。しかし、薬物療法により1週間以内に改善されない事もあります。一部では、高気圧酸素治療を併用することで聴力が改善されたと報告もあります。
突発性難聴の治療は、循環障害による低酸素状態や代謝障害の改善が治療の基本であり、高気圧酸素治療は高濃度酸素を病巣部に供給することにより、低酸素状態にある内耳細胞・神経細胞の代謝障害の改善を目的に行われます。また、発症から1ヶ月以降からの治療では効果が乏しいとの報告があるため、早めの治療開始が必要です。
現在、薬物療法などを実施しているが改善しないなどでお悩みの方は、お早めにご相談下さい。

難治性潰瘍を伴う末梢循環障害

心筋梗塞や冠不全により心臓の筋肉の一部が低酸素状態になっていることがあります。それに対して高気圧酸素治療を行うことにより直接酸素を供給することができます。
動脈硬化により足先へ血液が流れにくくなると、酸素が行き届かずに足が壊死してしまいます。高気圧酸素治療により、低酸素の組織に酸素を供給して血管を新生することを手助けします。
高気圧酸素治療は、大量の酸素を潰瘍部の血流を低下している部位に供給して、さらに酸素の拡散距離を増加させることにより、低酸素状態にある組織の修復過程を促進するとともに、側副血行路の発達を促すと考えられています。
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