診療科・部門紹介

DEPARTMENT

外科(消化器外科・肝胆膵外科)

施設認定

  • 日本外科学会外科専門医制度修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医修練施設
  • 日本肝臓学会認定施設
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設B
  • 日本胆道学会認定指導施設
  • 日本腹部救急医学会腹部救急認定医・教育委制度認定施設
  • 日本臨床腫瘍学会認定研修施設(連携施設)

当科について


当院では肝胆膵外科スタッフの充実をはかり、2019年(令和元年)より名称を従来の外科・消化器外科から外科(消化器外科肝胆膵外科)に変更致しました。

当科は胆石症、鼠径ヘルニア、虫垂炎などの一般消化器疾患に対する外科治療はもちろんのこと、急性腹症に対する緊急手術などで地域中核病院としての役割を果たします。また、大阪府指定がん拠点病院として、消化器内科・放射線治療科などと連携して消化管領域だけでなく肝胆膵領域でも大学病院と同レベルのがん治療を提供致します。

※当科では、『一般社団法人 National Clinical Database』による"日本全国の外科系施設における外科症例の全数把握を目的としたデータベース作成を行う"という趣旨に賛同し、患者さま個人を特定できない形式でデータ登録を行っています。

消化器外科

当科では胃がん大腸がんなどの消化管悪性腫瘍に対する手術を中心として、鼠径ヘルニアなどの良性疾患および急性腹症などの救急医療に対する手術治療を行っています。当院は日本内視鏡外科学会技術認定医の資格を有する常勤医が在籍しており、安全に治療を受けて頂く事ができます。また最新の医療機器、医療技術、医療情報を取り入れ低侵襲で合併症の少ない治療法を実践しています。

胃がん

腹腔鏡下手術を中心に治療を行っていますが、もともと患っている疾患などの全身状態、がん進行度、社会的背景をなどを考慮し開腹手術、抗がん剤治療、またはそれらの組み合わせで治療を行います。また、術後補助化学療法なども含めて当院外来でフォローアップさせて頂きます。
治療成績(2017年度以降)
府内の大規模病院と遜色ない治療成績を残しています。

注:2017年度より現在のスタッフが赴任したため、3年生存率を示しております。

大腸がん

予定手術の90%近くは腹腔鏡あるいはロボット支援下手術で行っています。傷が小さいだけでなく、内視鏡の拡大視効果やロボットの多関節機能を利用して精細なリンパ節郭清、機能温存手術を実践します。また、高度進行がんに対しては放射線治療、抗がん剤治療などを組み合わせた集学的治療を行います。当院ではロボット支援下手術、集学的治療ともに大学病院と同じ内容の治療を受けて頂くことが可能です。例えば肛門に近い進行直腸癌の場合でも、ロボット手術と集学的治療を駆使し、永久人工肛門となる可能性をできる限り回避するよう努めます。肝転移を伴う症例では肝胆膵外科と連携して切除可能であれば積極的に肝切除を行い、良好な治療成績を目指します。術後は補助化学療法も含めて当科の外来でフォローアップさせて頂きます。

治療成績(2017年度以降)
府内の大規模病院と遜色のない治療成績を残しています。
StageⅣ症例においても手術や化学療法を組み合わせた集学的治療により60%以上の術後3年生存率を得る事ができています。

注:2017年度より現在のスタッフが赴任したため、3年生存率を示しております。

鼠径ヘルニア

腹腔鏡手術とお腹の外からアプローチする鼠径部切開法に対応しています。個々の状況によりこれらの治療法を使い分け、再発の少ない手術はもちろん術後の患部の違和感や痛みの少ない手術を行います。
平均在院日数は3~4日程です。
各手術の腹腔鏡下手術の割合(2021年)

急性腹症

消化管穿孔、炎症性疾患に対しても救命はもちろんのこと可能な限り腹腔鏡手術を行い正確な診断と適切な治療に努めます。

肝胆膵外科

肝胆膵外科手術は、消化器外科領域でも難易度が高く、豊富な経験と高度な技量が必要であり、「高難度の手術をより安全かつ確実に行うことができる外科医師を育てる」という趣旨のもと、2008年より肝胆膵外科高度技能専門医制度が発足しています。高度技能専門医の資格を得るためには、外科専門医、さらに消化器外科専門医(指定修練施設で450例以上の消化器外科手術を経験)の資格を持っていることを前提に、高難度肝胆膵外科手術を100例以上経験した高度技能指導医のもと、修練施設で3年以上の経験を積み、高難度の肝胆膵外科手術50例以上の執刀実績が必要です。そのうえで、自らが行った高難度肝胆膵外科手術のビデオ審査を受けて合格すると、高度技能専門医になることができます。2021年度、当院は日本肝胆膵外科学会高度技能専門医認定修練施設(B)に認定され、この認定は肝胆膵外科領域の基幹学会である肝胆膵外科学会より、高難度の手術を安全かつ確実に行うことのできる肝胆膵外科医師を育成できる施設であると認められたことを表します。当院では指導医および専門医が常勤で在籍しており、消化器内科・放射線診断科・放射線治療科など多職種で協力して胆石などの低侵襲手術から肝臓胆道膵臓領域の悪性腫瘍に対する高難度手術も積極的に行っており、中河内地区で安全で質の高い診療を提供するように努めております。

日本肝胆膵外科学会HP

肝臓

肝臓は複雑な脈管構造を有する臓器であり、肝切除体積によっては術後肝不全に陥る危険性があります。当科では肝細胞がんや肝内胆管がんなどの原発性肝がんや転移性肝がんなどに対して、術前に病変の局在や肝切除体積をシミュレーションした上で過不足のない肝切除術を実践しております。術前シミュレーションにより低侵襲手術が可能と判断した場合は腹腔鏡下肝切除術を行っております。また、近赤外光で肝がんを発光させるICG蛍光法を導入しており、微小な腫瘍の同定などに応用しております。
術後成績
肝細胞癌切除後成績

胆道

胆道がんは閉塞性黄疸を契機に発見されることが多く、外科的治療が困難ながん腫の1つです。当院では消化器内科と連携することで早期診断および進展度評価を行い、それにより根治切除が可能と判断した症例に対しては、腫瘍の局在に応じて積極的に肝葉切除+肝外胆管切除または膵頭十二指腸切除術を行っております。

膵臓

膵臓がんは高齢者に多く今後も増加することが予想されておりますが、早期診断が非常に困難とされ、診断がついた段階で約80%が切除不能といわれています。当院では消化器内科による超音波内視鏡を用いた早期診断により、より多くの根治切除を目指します。また、初診時に手術適応外と判断された場合でも、抗がん剤治療や放射線治療により根治手術が可能となる場合もありますので、当院では集学的治療により根治切除率の向上を目指しております。また、膵体尾部に局在している良性腫瘍に対しては、積極的に低侵襲な腹腔鏡下膵切除も行っております。

実績

過去4年間の手術症例数

2019年 2020年 2021年 2022年
手術症例 ※()は鏡視下 631(392) 604(375) 606(411) 630(417)
【胃】
胃がん手術
胃・十二指腸潰瘍手術
その他

32(25)
1(1)
8(6)

15(12)
1
16(11)

33(28)
0
10(7)

29(27)
3(2)
7(5)
【肝】
肝切除術
その他

35(12)
1(1)

29(9)
2(2)

35(18)
3(3)

27(13)
0
【胆道】
胆摘(総胆管切開含む)
他の胆道手術

118(109)
1

96(88)
9

118(115)
3

102(100)
5(1)
【膵脾】
膵頭十二指腸切除
他の膵手術
脾摘

8
7(1)
0

14
7(2)
2(1)

17
5(2)
0

17
5(2)
1(0)
【小腸/大腸】
小腸切除
結腸がん/直腸がん手術
虫垂切除
その他

9(4)
84(69)
48(47)
49(24)

13(9)
92(77)
35(35)
52(23)

16(9)
93(81)
27(27)
25(10)

7(3)
92(75)
37(37)
24(11)
【その他】
試験開腹/腹腔鏡など

11(7)

12(7)

28(19)
48(24)
【腹壁】
ヘルニア
他の腹壁手術

108(79)
9(6)

126(105)
6(2)

99(89)
5(3)

134(118)
4(1)

診療スケジュール

朝診
9:00~
(受付 7:00-12:00)
昼診
※予約制
14:00~
(受付 13:00-16:00)
夜診
18:00~
(受付 16:00-19:30)
朝診 1診 櫛山 上西* 木下 松田 宮下* 西川
2診 - 江口 - 山本 加藤 柳原
昼診※予約制 1診 - 肝胆膵外科
上西*
- 消化器外科
西川
肝胆膵外科
宮下*
-
2診 - - - - 消化器外科
加藤
-
夜診 1診 江口 柳原 松田 山本 加藤 -

*肝胆膵外科外来 (2024.1.1.現在)

担当医師のご紹介

上西 崇弘

うえにし たかひろ

病院長補佐・部長・感染制御部部長・患者支援センター長
  • 資格
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本腹部救急医学会腹部救急認定医・教育医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
  • 日本肝臓学会認定肝臓専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • ICD(インフェクションコントロールドクター・日本外科感染症学会)
  • *臨床研修指導医
  • 学会役員
  • 日本肝胆膵外科学会評議員
  • 日本消化器病学会評議員
  • 日本肝臓学会西部会評議員
  • 日本臨床外科評議員
  • 日本腹部救急医学会評議員
  • 近畿外科学会評議員
  • 大阪公立大学(旧大阪市立大学)医学部臨床教授

経歴

1996年
大阪市立大学 医学部卒業、大阪市立大学第2外科入局
2002年
大阪市立大学大学院 肝胆膵外科卒業(医学博士)
2007年
大阪市立大学肝胆膵外科 病院講師
2008年
肝胆膵外科学会高度技能指導医
2009年
大阪市立大学肝胆膵外科 講師
2012年
石切生喜病院 消化器外科 部長
2019年
石切生喜病院 外科(消化器外科・肝胆膵外科)部長
上西 崇弘

西川 正博

にしかわ まさひろ

消化器外科部長
  • 資格
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
  • 学会役員
  • 日本内視鏡外科学会評議員
  • 近畿外科学会評議員
西川 正博

宮下 正寛

みやした せいかん

肝胆膵外科部長・医療安全管理部副部長
  • 資格
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本腹部救急医学会腹部救急認定医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
  • 日本肝臓学会認定肝臓専門医・指導医
  • 日本胆道学会認定指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • *臨床研修指導医
  • 学会役員
  • 日本肝胆膵外科学会評議員
  • 日本腹部救急医学会評議員
  • 近畿外科学会評議員
  • 兵庫医科大学肝胆膵外科非常勤講師
  • 日本消化器病学会近畿支部評議員

経歴

1999年
島根医科大学医学部卒業、大阪市立大学第2外科入局
2005年
大阪市立大学大学院 肝胆膵外科卒業(医学博士)
2011年
兵庫医科大学肝胆膵外科 助教
2014年
兵庫医科大学肝胆膵外科 講師
2019年
石切生喜病院 肝胆膵外科 副部長
2020年
石切生喜病院 肝胆膵外科 部長
宮下 正寛

加藤 幸裕

かとう ゆきひろ

消化器外科副部長
  • 資格
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本外科学会指導医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
  • 日本消化器外科学会指導医
加藤 幸裕

松田 恭典

まつだ やすのり

消化器外科副部長
  • 資格
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会・専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会・専門医・指導医
  • 日本消化器内視鏡学会・専門医・指導医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
  • 日本食道学会食道科認定医
  • 日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
  • ダビンチサージカルシステム術者資格認定
  • 日本ロボット外科学会・Robo-Doc Pilot認定医・国内B級
  • *臨床研修指導医
松田 恭典

江口 真平

えぐち しんぺい

肝胆膵外科医長
  • 資格
  • 日本外科学会専門医
  • 日本腹部救急医学会腹部救急認定医
  • 日本肝臓学会認定肝臓専門医

経歴

2014年
福岡大学 医学部卒業
2016年
大阪市立大学 第1外科 入局
2023年
大阪公立大学大学院 肝胆膵外科卒業(医学博士)
江口 真平

柳原 貫太郎

やなぎはら かんたろう

柳原 貫太郎

山本 匠

やまもと たくみ

経歴

2020年
大阪市立大学 医学部卒業
2022年
大阪市立大学 外科学講座 入局
山本 匠
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