診療科・部門紹介

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がんリハビリテーション

がんリハビリテーションとはがん患者さまの生活機能と生活の質(QOL)の改善を目的とする医療ケアであり、がんとその治療による制限を受けた中で、患者さまに最大限の身体的、社会的、心理的、職業的活動を実現させることを目標にしています。

 

がんリハビリテーションがなぜ必要?

がん患者さまは年々増加しており、一生の内2人に1人ががんと診断されると推測されています。以前は「がん=不治の病」と考えられていました。しかし、現在は「がん=共存する」という考え方になりつつあります。

がんと診断されてから手術・化学療法・放射線治療などさまざまな治療が施行されますが、患者さま自身や家族に不安や負担が強いられてしまいます。それらの問題をさまざまな職種がチームとなり、個々に合わせ対応していくことで患者さまのニーズに合わせて治療を展開させていきます。当院では理学療法士・言語療法士がリハビリスタッフとして関わっています。

がんリハビリテーションってなにをするの?

がんのリハビリテーションは一般的に①予防的②回復的③維持的④緩和的の4つの病期に分けられ、がんの治療時期に応じて、リハビリの目的や役割が異なります。

当院でのがんリハビリテーションの取り組み

当院では週に1回ドクター・看護師を含め、全がん患者さまのリハビリカンファレンスを行っています。

周術期リハビリテーション

当院では、乳がん・大腸がん・肝臓がん・胆管がん・膵がんの周術期リハビリテーションが半数を占めています。

<手術前>

手術に向けての呼吸指導・痰の出し方指導・手術後の痛みの少ない安全な起き上がり方の指導を行います。

<手術後>

寝たきりの時間が長ければ筋力の低下や関節の可動域の低下、呼吸機能の低下、認知機能低下が生じる可能性があります。そのため、術後1日目より全身状態に注意しながら退院される前日までリハビリテーションを行います。

リンパ浮腫セラピスト

リンパ浮腫は、がん治療の後遺症として起こる可能性がある病気です。

当院ではリンパ浮腫セラピストが在籍しており浮腫が出現した場合、その人に合った浮腫管理方法を提供します。スキンケア・リンパドレナージ・運動療法・生活指導・圧迫管理(包帯・弾性着衣の選定)を実施・指導し、最終的には自己管理が出来るようにお手伝いさせて頂きます。

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